イソジンうがい/編集者

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イソジンうがい

イソジンは広く使われていたうがい薬ですが、この研究発表(American Journal of Preventive Medicine, Volume 29, Number 4)があってから急速に使われなくなった。薬剤師の認識としては、なあんだ、効かないのか・・・と思っていた。いや、今でもそう思う。ムンディファーマの発表がこんな時期だし、私は素直に信じる気にはなりません。
次亜塩素酸水で手荒れの次はポピドンヨードの喉荒れかな

子どもの頃、学校で転んで膝小僧を擦りむいたときに保健室で先生がつけてくれたヨードチンキ
今ではまったく使われなくなりましたよね
水道水で洗ってもほとんど効果は同じ
消毒した証拠に赤くしただけ
それにヨードチンキの毒性、副作用ってかなりのもの

消毒剤で効果を信じていたが実は・・・と言うのがアクリノールもです。アクリノール・ガーゼの容器内で細菌が繁殖することがわかり急速に使わなくなりました。
マーキュロも、クロムを皮膚欠損の部位に付けるのも私は嫌です。

治療法がないときあきらめずいろいろ試してみるのは当然です
梅毒の治療薬サルバルサンができる前にヨーロッパでは水銀蒸気浴が行われていました
でも「それは止めておいたほうが良いよ」と言うのが薬剤師の立場だと私は思います。

大阪府の発表は専門家なら突っ込みどころ満載
私が突っ込みたいのはここ
大阪府の説明会資料にこう書いてあります
※大阪はびきの医療センターの倫理委員会審査を経る
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/39143/00000000/hurippu.pdf
神奈川県薬剤師会の倫理審査委員でしたらゼッタイ通しません。研究計画(書類)の段階で差し戻しになります

日の出町駅すぐの薬局 日の出薬局薬剤師 高橋洋一

編集者

先日「暮らしの手帖」の編集長北川史織さんが日の出薬局に来られた。
お会いしてすぐに惚れてしまった。

なんという聡明さ、センスの良さ・・・

作家を尊敬することはあっても編集者はあまり注目されない。
実は有能な編集者により駄作が名作になった例は多くある。
一冊の小説にもストーリーの構成や用語、用字、字体、字配り、段組、印刷、製本、オビまで編集者の才能が生きる。

高橋洋一

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